はじめに
この度、ソフトウェア開発を行っているPearl Mountain(パールマウンテン)さんから頂いたレビューの依頼を受けることになりました。
ソフトは「FlexClip」という動画編集ソフトです。
FlexClipはソフトをインストールするタイプではなく、ブラウザ上で動画の編集ができるものになります。このことからソフトじゃなくてサービスと言えばいいのか。でもこの会社はソフトウェア開発を行っているということなのでやっぱりソフトって言っておきますw
購入方法は、買い切りではなく月額制となっています。
今回有料プランを提供していただきましたのでそれを使って編集作業をしていこうと思います。
会社情報
会社名はPearlMountain(パールマウンテン)というところで、中国の香港と成都に会社があるようです。
FlexClip
はじめにこのソフトで作った動画を載せておきます。
再生するときは音量に気を付けてください。(Be careful with the volume.)
このような動画が簡単に作れます。
ログインまで
これはソフトをインストールするのではなくアカウントを作ってログインすることで使えるようになります。
右上の新規登録-無料で登録していきます。
ログインするには3つの方法があります。
Step1 Step2でこのFlexClipをどういう風に使っていくつもりなのかのアンケートに答えていきます。
1クリックずつなので気楽に答えていきましょう。どれを選択したかで今後に影響するものではないようです。
成功です。
FlexClipのトップ画面です。
プラン紹介
プランはこのように月額制です。しかし年間プランにすると月割り換算で半額になります。
年間ではなくひと月ごとに契約するなら画像の金額の約倍ですね。
機能の違いは、この表示を見る限り素材の多少じゃなくて、主に解像度や保存できる編集動画の数、作ることができる動画の長さのようですね。
有料版にする場合の支払いはクレジットカードかペイパルです。金額は日本円ではないですが、このまま支払いでOKですね。
お支払して「購読」となっていますが、なにもメルマガというわけではなくきちんと動画編集機能が使えますw
使ってみる
動画編集にあたっては、自分で素材を用意するか、テンプレートを使うかです。テンプレートを編集することもできるのでまずはそれを自分なりにいじってみたいと思います。
左上の「テンプレートで作成」を選びます。
下に並んでいる画像も、動画のテンプレートです。カーソルを置くだけでプレビューが始まります。音量に気を付けてください。
メディア
するとすでに動画として出来上がっているものがカテゴリー別に並べられています。とりあえずこの赤枠の素材をもとに編集していきます。
これが編集画面です。左の列でどういう編集をしたいのかを選びます。
このメディアを追加とは、「ストックメディア」がFlexClipに保存されている動画素材で、「ローカルファイル」がパソコンに入っている自分のファイルです。「収録」はライブっぽいです。
ここに選択した素材が並ぶことになり、編集動画に組み入れます。
このようにシーンごとに分割されていて、選択しているシーンが大画面で確認できるようになっています。再生は、シーンごとにもできるし全部を通してでもできます。
テキスト
動画内に文章を入れることができます。
これはただ文字が浮かぶだけではなく、アクションを伴って文字が表示されます。種類も豊富でかっこいいです。文章はもちろん文字や背景の色、文字の太さやフォント、大きさも変更することができます。
カバー
こちらは画面全体に影響するタイプです。もちろん文字も変更することができます。文字がないパターンもあります。
素子
ここではアイコンを入れることができます。アイコンには動きのあるものと無いものがあります。大きさも変えることができます。適当に選んで並べてみました。
背景
背景は動画のシーンとして使うことができます。任意のシーンを選択して素材をダブルクリックすると上書きできます。
選択すると上書きの前にシーンの長さを決めることができます。
音楽
好きな音楽を使うことができます。ここでもストックとローカルから選べます。
ストックミュージックは、ジャンルや楽器別以外に、感情で選べたり曲の長さで選べたりもできます。
透かし
透かしは有料版にあるものですね。動画中に文字や画像を表示できます。動画の邪魔にならないように透かしを入れて半透明にすることができます。これを使うことで自分が作った動画であることをアピールできますね。四隅にポジションを変更することができます。
もっと
どんな大きさの画面に出力するのかによってサイズを決めます。
編集動画の調整
上の列には動画本編の音量や拡大率などの調整ができる機能もあります。
全体にフィルタをかけられます。
露出やコントラストの調整ができます。
出来上がった動画をエクスポートする
出来上がったらエクスポートしてパソコンに保存しましょう。
解像度を選べます。ここでプランによって選べる解像度が変わります。無料版では480pしか選べません。スマホのような小さい画面で見るならそれでもいいかもしれませんね。
MP4とGIFから選びます。
イントロは、作った動画の前に動画のタイトルとFlexClipのロゴが入ります。有料版だと無しにすることができます。
エクスポート完了画面です。
出来上がった動画
パパっと作ってもこれくらいのクオリティになります。文字がアクションを伴って表示されるので良いですよね。アイコンの動きや画面の効果など組み合わせながら結構遊べます。
(はじめに紹介したものと同じ動画になります。)
再生するときは音量に気を付けてください。(Be careful with the volume.)
テンプレートが豊富にあるので1から作るより簡単に完成させることができます。
テンプレートを使わず、1から作る場合はこのようにシーンごとに素材を組み込んでいくタイプと、ひとつの動画を細かく作り上げていくよくあるタイプが選べます。
使ってみて
このソフトの特徴は
- 買い切りタイプではなく月額制
- 作業はブラウザ上で行う
- 素材がめちゃくちゃ豊富
- 作業が直観的でわかりやすい
- 動作が軽い
このあたりでしょうか。
あまり不満という不満は無いですね。
個人的に買い切りタイプはあってもいいかもしれません。
2021年2月2日現在で1ドル約105円なので、ビジネスプランを年間購入にしたら約25000円ほどです。
もし買い切りタイプがあったとしたらこれより高くなるんでしょうか。結構高級なソフトですね。でもこのクオリティなら妥当なのか。ソフト自体は個人的には結構気に入りました。
何回も思いますけどアクションがかっこいいですねww
そんなに長い動画を作らない、編集ファイルをあまり手元に残さない、という人ならプラスプランでも良いかも。それなら動画の長さは30分から10分に減りますが、クオリティは同じっぽいです。そしたら10000円ほどで済みます。これが一番人気のようですし。
会社の紹介や会議のプレゼン、結婚式や誕生日のお祝いメッセージ動画、SNSに上げるための短編動画などなど仕事からプライベートまで用途はとても広いです。
ともあれ無料版をまず試してみて、使っていくうちにきれいな画質で作りたくなったら有料版を買うという王道パターンで良いのではないでしょうか。無料版の動画はひとつ1分までしか作れませんが、テレビのCMが15秒、30秒ということを考えればそこそこなものは作れそうですよね!
長めで良いものを作りたければひと月だけ買ってみるという手もあります。
サブスクは流行りですし時代には合った買い方ですね。