AOMEIさんからレビューのお礼ということでプロ版のライセンスキーをいただきました。
これに関してはお礼ということで特に何も言われてないのですが、せっかくなのでプロ版でしか使えない機能もネタとして紹介したいと思いますww
professional版
無料のstandard版と比べて何かやり方が変わるわけではなく、出来ることが増えただけでやり方に関しては大きな違いはありません。プロ版で無料版の僕がいくつか挙げた不満が解消されるということではありませんが、出来ることが増えるメリットはあると思います。不満に関しては今後のアップデート次第ですね。これは買い切りでアップデートは永年保証されています。
プロ版になると無料版であったBackupperの機能ではないソフトの項目が2つ無くなっていました。
AOMEI OneKey Recovoryと
システム最適化ツールです。
追加された3種類の同期
リアルタイム同期
これは特に説明もいらないくらい名前のままの同期方法です。
ソース(同期元)の変更をターゲット(同期先)に自動で反映させることができます。
追加、削除、名前の変更などベーシック同期ではワンクリックが必要でしたが、すぐさま同期されるのでソースへの追加や整理をするだけでバックアップ先も自動で追加整理されます。
ミラー同期
ソースの変更をそのままターゲットに反映します。
こちらはリアルタイム同期の手動版でしょうか。ベーシック同期でも同期前の設定でミラー同期と同等の機能を持たせることができるので、この機能だけが欲しくてプロ版にするのはメリットが薄そうです。
双方向同期
こちらは完璧な同期ですね。これまでの同期は常にソースのデータに合わせるものですが、ターゲットを変更してもソースに反映されます。
バックアップしたデータに手を加えるのはリスクがありそうですが、通常の同期ではターゲットでファイルの整理をしたときに、ソースでファイルが残っている状態で同期するとせっかく整理したファイルが復活してしまいますが、双方向同期であればその心配はありません。
システムクローン
システムクローンが解放されました。
システムはCドライブにあるのでCドライブ以外のパーティション(領域)にクローンを作ります。
選択されたパーティションにあるデータはすべて上書きされてしまうので大事なデータは避難させておきます。
イメージをマウント
一般的なツールで唯一ロックされていたこの機能は、バックアップしたデータを仮想ディスクという仮の領域を作って開くことができます。バックアップデータは、圧縮されたひとつのイメージファイルなのでその中身をそのまま確認することはできません。そのときにこのイメージをマウントすることによって中身にアクセスできるようにします。
パーティションを含むバックアップデータを選びます。下3つはCドライブの各バックアップです。
下の「パスを参照して~」という項目は、ここでバックアップファイルを選ばずにドライブからバックアップファイルを探す方法です。この画面でファイルを選べるならこのまま作業しましょう。
いつのバックアップデータかを選びます。ここではまだ一回しかしていないのでひとつしかありません。
右の選択項目は好きな文字にしてかまいません。今回はKにしました。
次に進むと作業が開始されます。
選択した文字で仮想のドライブがマウントされました。
この中身はCドライブと同じものです。これは仮に復元したものですが、中にアクセスできますので必要なファイルを仮想ディスク内から抜き取ることができます。
必要なファイルが決まっているときに、わざわざ全体を復元したくない、1部だけ欲しいという場合にこの機能は役に立ちます。
作業が終わればマウントを解除します。
「ツール」→「イメージをマウント」から入るとマウント解除の画面になっています。仮想ディスクを選択して「アンマウント」します。
解除はすぐ終わるのでキャンセルで戻って終了です。
フォルダ/ファイルのマウントに関しては仮想ディスクにマウントせず任意のドライブにフォルダごと保存します。ほとんど復元と同じですね。
AOMEI PXE BOOT TOOL
これはprofessionalより上のworkstationという商用利用ができるバージョンの機能になります。
あとの2つもまた違うソフトになります。
おわりに
プロ版で便利なのはやはり、イメージのマウント機能でしょうか。
復元作業をせずにバックアップデータにアクセスできるようになるため効率的です。実際に復元作業が必要な時は素直に復元すればいいですが、選べるというのは良いことですよね!
あとはシステムクローンができること、MBRとGPTの縛りが無くなるのもプロ版ならではです。
この話をいただくまでクローンということすら知りませんでしたが、勉強になりました。