はじめに
このソフトはデフォルト設定でも十分使えるソフトだと思いますが、設定を変えることによってより自分好みにした方が愛着もわくと思います。
Backupperを設定する
バックアップの設定
バックアップ先を選ぶ画面で下の方に設定項目があります。
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オプション
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PRO版ですが、バックアップの暗号化はデータが盗まれたとしても暗号化していれば解析できる人でなければ中身を見ることはできません。暗号化はセキュリティにおいては結構当たり前の機能になってきていますね。
メール通知は、バックアップと同期にしか適用されませんが、作業が完了すれば通知で知らせてくれます。
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インテリジェントセクターバックアップは、バックアップするときの空き容量分をどう扱うかという項目です。
データ上の空き容量というのは、実際には「容量に空きがある」という情報らしいのでこれを除外しなければ、例えば1TBの容量中300GBしか使ってなかったとしても1TB分の容量をバックアップしてしまうことになります。スキなく完璧にバックアップが取れる反面無駄に容量を使ってしまうことになるので、これはこのまま推奨にしておけば使った分だけをバックアップします。
Microsoft VSSは、バックアップ中でもほかの作業ができるというものです。名前の通りマイクロソフトが提供している技術ですが、これともうひとつはAOMEIが提供するものになります。
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PRO版ですがバックアップや同期を行う前後で動作の指定ができます。
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正直個人的にはこの機能の必要性は感じません。見てもややこしくてよくわかりませんしww
これは企業さんなど仕事であれば使う機会があるのでしょうか。
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圧縮レベルは、なし、普通、高レベルの3つがあります。高レベルだと作業にかなりの時間がかかるようです。
分割はPRO版です。データが大きい場合は適当なところでイメージファイルを分割して管理しやすくするのですが、その1ファイルの大きさを決めることができます。
その他は、データを指定した場所にそのままバックアップするか、Backupperで管理する名前と同じフォルダを作ってその中にデータを保存するかを選びます。
スケジュール
普通
バックアップのタイミングを指定することができます。これを設定しておくと定期的に更新されていきます。
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頻度は、毎日、毎週、毎月、PRO版のイベントトリガー、USB挿入があります。イベントトリガーというのはサインインやシャットダウンなど指定した動作を行うと実行されます。
インターバルは、何時から何時の間に1時間ごとにバックアップをとるという指定方法です。時間は1,2,3,4,6時間ごとと指定できます。
コンピューターをウエイクアップ~とは、スリープ状態などの時に指定の時間になると自動で起動させるものになります。
詳細
まず下部の方からですが、スケジュールの管理をwindowsのタスクスケジューラーで実行するか、AOMEIのものを使うかです。チェックの部分は、パソコンを起動していない時に設定日時が来てしまった時、バックアップをそのまま次回の日時に回すか、起動時に即座に実行するかを選びます。
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バックアップの方法ですが、フルバックアップは文字通りすべてをバックアップします。
増分スキームとは、バックアップごとに増えていった分だけをバックアップしていきます。
PRO版の差分スキームとは、フルバックアップをとってから増えた分を毎回重複してバックアップしていきます。
一見同じに見える増分と差分ですがこれには明確な違いがあります。
まず1回目でフルバックアップをとった分は、次回バックアップをとるときには重複するのでとらずフルバックアップ以降に増えたデータだけをバックアップいていくというのはどちらも同じです。
増分は、
- フルバックアップ以降に増えた「A」というデータをバックアップします。
- 次回バックアップ時に「B」というデータが増えていたときは「B」をバックアップします。
- そしてまた次回に「C」というデータが増えていたときは「C」をバックアップします。
このようにバックアップごとにそれ以降増えたデータだけをバックアップしていきます。
それに対して差分は、
- フルバックアップ以降増えた「A」というデータをバックアップします。
- 次に「B」というデータが増えていたときには、「AとB」をバックアップします。
- そして次に「C」というデータが増えていたときには「AとBとC」をバックアップします。
このようにフルバックアップをとった以降に増えたデータは重複してバックアップしていきます。
増分はバックアップごとの容量も作業時間も少なくて済むのですが、バックアップを使ってデータを復旧するときは、上記でいうところの1,2,3すべてのバックアップデータを残しておく必要があります。例えば「B」を保存した2のデータが消えてしまっていたら正しく復旧することができません。その危険を無くすためにたまにフルバックアップをやり直すことでバックアップファイルをまとめることができます。
差分はフルバックアップした部分を除くデータは毎回重複してバックアップをとるので増分に比べて1回の容量も時間も多く使いますが、残しておくデータは最後の3のバックアップファイルだけでいいです。しかし増えたデータ分は最終的にフルバックアップ分をしのぐ容量を持つ可能性もある(例えば、10GBのフルバックアップをとり、毎回1GBずつの差分バックアップをとっていると、11回目でフルバックアップを超えてしまいます。)ので、月一くらいの頻度でフルバックアップを行いリフレッシュを測るのが推奨されています。
増分も差分も毎回フルバックアップをとることを考えたら容量と時間の節約になります。これらを上手に活用して大事な時間とデータを守っていきましょうw
スキーム
スキームはPRO版です。
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スキームとは「計画」のことです。バックアップの履歴をどこから消してどのくらい残すのかという計画を立てます。
こちらでも増分差分の設定をしますが、スケジュールで設定したスキームと同じものにする必要があります。自分がどういう方針でバックアップしたいのかよく計画しましょう。
同期の設定
同期にも同じ場所に設定の項目があります。
オプション
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下のオプションのチェック項目は、ソース(同期元)とターゲット(同期先)のファイルの扱いがお互いにどう影響を及ぼすかの設定です。
チェックなしの場合
- ソースでファイルを消してもターゲットのファイルは消えない。
- ターゲットでファイルを消すと再同期したときソースにそのファイルがあっても復活はしない。
- 同期後、ソースの画像ファイル「A」の名前を「B」に変更すると、再同期でターゲットではもともと保存されている「A」の画像ファイルに加えて同じ画像で「B]のファイルが作られる。
削除操作を~にチェックを入れた場合
- ソースでファイルを消してから再同期するとターゲットでも同じファイルが消える。
- ターゲットでファイルを消すと再同期したときソースにファイルがあっても復活しない。
- 同期後、ソースの画像ファイル「A」の名前を「B」に変更すると、再同期でターゲットでは「A」の画像ファイルは「B」の画像ファイルに置き換わる。
同期中に~にチェックを入れた場合
- ソースでファイルを消してもターゲットのファイルは消えない。
- ターゲットでファイルを消したのち再同期したときにソースにファイルがあると消されたファイルは復活する。
- 同期後、ソースの画像ファイル「A」の名前を「B」に変更すると、再同期でターゲットではもともと保存されている「A」の画像ファイルに加えて同じ画像で「B]のファイルが作られる。
両方にチェックがある場合
- ソースでファイルを消してから再同期するとターゲットでも同じファイルが消える。
- ターゲットでファイルを消したのち再同期したときにソースにファイルがあると消されたファイルは復活する。
- 同期後、ソースの画像ファイル「A」の名前を「B」に変更すると、再同期でターゲットでは「A」の画像ファイルは「B」の画像ファイルに置き換わる。
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PRO版で同期前後の動作を指定します。
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ターゲットに同期フォルダを作るとき、Backupperで管理している名前のフォルダを作ってその中に同期したフォルダを作るかどうかそのまま作るかを決めます。
クローンの設定
パーティションを編集
ディスククローン
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ディスクの領域を変更するかどうかを決めます。一般使用でこれを変更する必要があるのかどうかですねw
- SSD 4Kアライメントとは、クローン先がSSDの場合にチェックを入れることでSSDの読み書きが遅くならないようにするためのものです。
- セクター単位のクローンとは、セクターが空白であろうが不良であろうが関係なくソースの現状そのままの情報をクローンします。そのため使用容量が少なくても時間がかかります。
パーティションクローン
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こちらはPRO版です。
おわりに
やはり僕としては同期の設定にこだわりたいですね。写真などの整理をしたときにすぐ反映させられるというのは便利だと思います。
ひとつ気を付けたいのは、ファイルを追加したり消したりを頻繁に行うとSSDの場合はその性質上記録領域が目減りしていくらしいです。そのためデフラグもスケジュールを組んで定期的にするのは避けた方が良いと言われています。
SSDの方が処理は早いですが、バックアップ先はやはりHDDにした方が良さそうですね。
HDDは処理に比較的時間がかかるため、この同期の機能やバックアップの増分差分の方法を上手に使って効率よくデータをバックアップしていきましょう!