はじめに
既製品は決められた通り組み立てたり、組みあがったものを置いたり、安さや手軽さで簡単に設置できます。
わざわざ自分で作るメリットはというと、それは置く物や、設置する場所にぴったり合わせることができるということです。
既製品は手軽ですが、デザインが気に入ってもあと少し奥行きがあれば、あと少し幅が小さければと自分の部屋に置くには惜しいサイズもあったりします。
好きなデザインにできる、好きな素材を使うことができる、廃材を使えば安くできる、などなどありますが、僕としてはぴったりサイズにできることが一番のメリットだと思ってます。
テレビ台
完成品
いきなり完成品ですが、3年前に作ったものです。
ネットや店舗でいろんなテレビ台を参考にしてデザインを決めました。
テレビを大きくしてもはみ出さないようにセパレートにしました。
設計、素材選び
まず置く物の寸法を測りテレビ台の寸法を決めます。
置く物は、主にテレビ、BDレコーダー、デスクトップパソコンの3つです。
テレビの幅は917mmなので、台の横幅は920mmにしました。
デスクトップの奥行きは390mmですが、コンセントの出っ張りを考えて450mmにしました。
高さはデスクトップパソコンが368mmあるので内寸375mmにしました。
BDレコーダーの幅は423mmなので通風孔をふさがないように450mmにしました。
当時は何パターンか考えて、最終的に上のAにしました。
下の箱は引き出しです。
素材はいろいろ調べて近所のホームセンターに売ってるラバーウッドにしました。
25mm厚で素材自体もわりと硬めなので良い感じです。
寸法通りに切り出すため、カットの仕方を書いてホームセンターでカットしてもらいました。
ワンカット10円です。
このようになりました。
僕のような素人はカットしてもらう方が賢明ですww
そもそもあんなでかい板を運んでカットする労力は考えたくありませんねww
仮組み、色塗り
組んで固定するものにねじや金具を使いたくなかったのでダボを使います。
ダボ錐マーカーセットなるもので位置を決めて穴を開けます。
付属のドリルはダボの8mmに対して7.5mmと小さいものですが、これがあまりにキツキツなので、7.8mmのドリルで少し拡張します。
仮組みし、トリマーを使ってこういうところの角を落とします。
ちょっと高い買い物でしたが、電源を入れるとゆっくり回転しだすので、危険が少ないということでこれにしました。
良ければ一度ばらして色を塗ります。
塗料には、木目を生かすためにオイルステインのワトコオイルを使いました。
ラバーウッドは、ホームセンターでよく見るパイン材やSPFよりも色が染みにくい印象です。
ミディアムウォルナットにしましたが、仕上がりは色見本より明るくナチュラルっぽいです。
もちろん元よりは色付いています。
こういうのは、好みの色というより部屋の色味に合わせた方が統一感が出ます。
ホームセンターでも普通に売っていますし値段もそこまで変わらなかったような気がします。
200mlのほかに1Lもあります。
使い方は、刷毛で色を塗り、乾かして乾拭きを2,3回繰り返します。
組み立て
1度組み上げているので簡単ですが、ここでレールとともに引き出しを取り付けます。
引き出しの部分には桐を使いました。
この箱の組み上げにはビスを使いました。
色は塗りません。
赤丸のレールはプッシュオープン式にしました。これなら取っ手を付ける必要がなくなります。
引き出しのサイズによってレールの長さも変えてください。
みどり丸の部分にはトリマーで溝を掘り、化粧合板をはめ込みました。
出来上がり
とりあえずぴったり出来上がりました。
レコーダーの台は、余った木を組んで置いただけで固定はしていません。
熱がこもらないように吹き抜けです。
裏側には配線を収納するスペースも作っています。
化粧合板はこのために取り付けました。
素材と板の厚みからか、60㎏の僕が乗っても全く不安感がないほど頑丈にできました☆
おわりに
初めてにしては個人的に力作だと思ってますww
当時あまり写真を撮らなかったので途中経過がほとんどありません(^^;)
テレビ台ばっかり作ることもないのでちょっともったいない気がしてます。
このようなDIYは技術というより、寸法を正しくは測ることが仕事の半分以上を占めると思っています。
木の厚みや取り付けるレールなどを考慮した寸法をきちんと測り、まず設計図をしっかり作ってからはじめると失敗も少ないと思います。。
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