耳管開放症とは
鼓膜の内側から鼻の奥につながる管(耳管)が、普段は閉じられていないといけないのに、何らかの原因で開いてしまっているという症状のことをいいます。
通常は、鼓膜より内からの圧力と、外からの圧力がつり合っているのでなんともありません。
エレベーターで移動したり山を登ったりすると、耳が詰まったような違和感を覚えることがありますが、あれも内と外の圧力差で起こる現象です。
耳抜きをすると差が無くなるので治まりますね。
余談ですが、飛行機に乗る仕事をする方々は、鼻をつまんで「フンッ」としなくても耳抜きができるコツを持っている人もいるようです。ちなみに僕もできます(笑)
開放状態にある耳管のせいで、内側からの圧力が勝ってしまうため様々な症状が誘発されてしまいます。
「耳管開放症」とネットで調べると、耳管開放症とはどんなものかという説明は多く見ますが、症状の体験談や治療の体験などはあまり見かけないなと思い、自分の体験、してきた治療などをまとめてみることにしました。
まぁ調べ方によってはいっぱい出てくるかもしれませんがww
よければご一読ください。
症状について
この症状、あまり知られていませんが、これに苦しむ人は少なくないらしいですね。
僕もその一人で、両耳に症状が出ていました。
あの有名な女性アーティストもこの症状だと発表してましたね。有名人で同じ人いた!って当時はちょっとだけうれしかったのを覚えていますww
雪の華が好きです( *´艸`)
イメージは、鼻をつまんで鼻から息を出そうとするとき、鼓膜が動いてポコッと鳴る、耳抜きの状態が常に起こっている感じ。
音が聞こえるというのは、空気の振動によって外から伝わる音の波が鼓膜を揺らすことによって聞こえるという状態になるが、耳管が開き空気が自由に出入りするようになると、内側からの空気の圧力で鼓膜が外側に押され、体の中の音、例えば自分の声、呼吸音、心音などが外の音よりも大きく聞こえてしまうようになってしまう。
これによってさまざまな症状が人によってあるが、だいたいはこの副産物的に表れるものと思う。
1、自分の声が耳の内側から頭にかけてこもって響く
2、鼓膜がビリビリ震える
3、症状を何とか抑えようとアゴ周りや首が緊張して疲れる
4、しゃべりにくい
5、症状に気を取られて集中しにくい
6、運動するととくに症状が際立つ
これが本人にするとこの上なくしんどい、、
人から気にしすぎとか、気のせいとか言われると、知らんくせにという怒りと、わかってもらえないという悲しさとで、何とも言えない感情になりました。
耳管開放症自体マイナーなのでなかなか理解されにくく、最初耳鼻科にかかった時は見つけてもらえませんでした。
正常な人がこれを再現するのは難しく、耳抜きをしてもすぐに閉じられるので、初めてこの症状に気付いても人に伝えにくいですよね。
原因
これだというのはまだわからないそうですが、なりやすいと言われているのは
1、比較的女性が多いらしい
2、ダイエットや病気、妊娠などで急に痩せた場合
僕は男だし、急に痩せたわけでもないが、耳管に限っては痩せて肉厚がないため閉まりきらなかったのかな~と思う。
体格は、176㎝で一番体重があった高校生の時の67㎏でも症状がありましたからね~。現在は60㎏
中学生の時、初めて耳鼻科で診察を受けてから、医院を替えながら耳管開放症と言われるまでに数年かかった(^^;)
これを見つけてくれた先生には感謝しまくりです☆
次回は治療法について。
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