術後、今ならどうかとまた漢方を試したりしたけど、やっぱりダメ。
処方してくれる薬局の方は、加味帰脾湯はほかに頼む人がいないので、僕のために用意してあると言ってくれていましたww ありがたい(^^)
また月日が経ち、ルゴールはしないとどうしようもないけど、これもしんどいので、先生に、ルゴールの刺激を減らすために食塩水で薄めてはダメかと尋ねると、それでもいいと言ってくれたので試してもらう。
刺激は幾分ましになり持続日数も変わらない☆
ルゴール治療を少しでも楽にするために、いくつか案を考えた。
ルゴール治療のまとめ
1、ルゴールを食塩水で薄める
2、ルゴールを入れて耳管からあふれてくる分を吸引してもらう
3、処置後すぐに鼻うがいをする
1の割合は持続日数で決めればいいですが、僕は6(ルゴール):4(食塩水)で10割ルゴールと同じくらいの効果がありました。自分で試していい割合を見つけてください。
2はしっかり鼻の奥まで吸引してもらうとだいぶ違います。
3は処方箋で鼻うがいセットを出してもらい、毎回耳鼻科に行くときに持っていく。処置後、すぐトイレで鼻うがいをするのですけど、水は持参する方がいいですねw
あとは少しあったかい方が鼻にやさしい。
食塩を混ぜてするので全く痛くありません。
片方の鼻の穴から注入して、もう片方の穴から出すようにするときれいに鼻うがいできる。
改善の兆し
そんなこんなで治療を進めていくと、ある時、2週間を超えても症状が出ないことに気付く。
最後に処置をしたのは、去年の4月末。それから怪しい日が何度かあったけど持ち直す。お盆には連休があるので、その間に症状が出ては困ると、連休前にルゴールを入れてもらう。
今まで長年ルゴール漬けになってしまっていた耳がどうなっているのか確認してくれたけど、普通にきれいな状態だった☆
同じ理由で年末にも一回行った。
実は年末までの間に、今度は逆に開放どころか耳抜きもできないほど詰まった状態になってしまっていた。
耳の中に水がたまり鼓膜の動きが弱くなるほどに、、
でも僕にとっては、開放症よりはるかに楽なので、これからは水がたまらないように意識的に耳抜きをするということで、応急的な処置だけしてもらった。
今頃になって2つの耳管ピンが良いところにぴったりはまったのか、よくわからない(^^;)
体重はこの数年全く変化なし。
いったいなぜ(; ・`д・´)
まぁ僕には喜ばしいことだけど、要因は知りたい!
長年付き合った耳管開放症
またいつ再発するかわからないけど、今はとりあえず喜んでます。
同じ症状で苦しむ人に何かヒントになればと今回このテーマにしました。
治療方針など、何かカケラの役にでも立てば幸いです。
治療法をまとめた記事を書いてみました。
コメント
ロクさん初めまして。
耳管開放症歴1ヶ月ちょっとのべんちと申します。
別記事で他の耳管開放症の方とのコメントのやりとりを拝見させていただきました。大変参考になりました。
ロクさんにご質問なのですが、ルゴール噴射を10年ほど続けて現在は治ったとのことですが、それって「基本閉じていて嚥下やあくび時のみ開く」という耳管本来の機能が回復したという認識でよろしいのでしょうか。
僕は現在ルゴール「綿棒」を耳管に直接挿入して1分ほど放置するという処置を受けています。3月16日にその処置を初めて受けたのですが、受けた直後から耳管の鼻側入口付近が閉じるような音と共に少し症状が軽快する感じが続いています。
それはそれでいいのですが、気になることがあります。
薬を塗ってから3日目くらいまでは薬の効果によって耳管の入り口が完全に閉まっている感じでした。4日目辺りを過ぎると、薬の効果が切れてきたのか、嚥下時に段々と開くような音が出てきました。しかし、7日目辺りをピークに、また入口付近が閉じるように、むしろ狭窄気味になってきました。
つまり、現在の自分の状況は、耳管の入り口付近は「狭窄気味?」で、耳側は「全然開いてるような感覚」です。
ロクさんにお聞きしたいのは、ルゴールはうまく効けば、耳管が閉じる方向に向かうことがあるのではないかということと、ルゴール「綿棒」である以上、耳管の入り口から入ってせいぜい1〜1.5cm程であるので、奥の耳側にルゴールを効かせたい場合は「噴射」法しかなさそうではないかという疑問・相談です。
ちなみに、耳側が開いてる気がするという理由は、入り口が閉じてるのにまだ頭に軽く声や音が抜けて響いてくる感じがあるのと、ぽわーんという耳鳴りが24時間ずっと鳴っているからです。
長文になりましたが、どうぞよろしくお願い致します。
べんちさん初めまして。コメントありがとうございます。
現状は、右耳は嚥下やあくび時に開くという割と正常な動きをしていますが、左耳は普段はあまり開かないですね。
耳抜きをして強引に開かそうとしても、入り口付近は押し広げられているような感覚ですが、鼓膜側までは開いていかない感じです。
しかし、狭窄症というほどではないと個人的には思っています。狭窄症はひどいと中耳炎になりやすいそうですから。
体調か何かわかりませんが、たまに開放症のような症状が顔を出すこともあるのですが、2日続くことは無いですね。
ルゴールの使い方にもいろいろあるんですね。
完全に開放しているときは少しの差がわからないだけで、耳管内部には正常な働きとして、緊張して閉じ気味になっている時と緩んで開き気味になっている時(血流量によっても変わります)という風に「調子」というものがあるのではないでしょうか?
だから、最初は良く効き、途中で開放傾向、そののちに狭窄したということも考えられませんでしょうか?
運動した後は開放しやすいなどの例もありますし。
ちなみに「嚥下時に段々と開くような音が出てきました」というのは、ばっちり開放症の症状が出るようになったということでしょうか?それとも嚥下時のように限定的に一瞬開くということでしょうか?
ご質問の答えですが、
ルゴールは効けば閉じる方向に向かいます。
僕の経験から言うと綿棒で部分的に塗布するのは効果としては十分ではないと思います。液状のルゴールを耳管に噴射して鼓膜の裏側まで薬液が到達しても効きが不十分なこともあるので、綿棒で塗布できる範囲にべんちさんにとってベストな位置は無いのかもしれません。でもまず何度か試してみる方が傾向がわかると思います。
前回の質問者さんやべんちさんのされた処置方は僕は未経験ですが、個人的にはルゴール液の噴射が最も効果が高いのではないかと思っています。
あと、耳管内部で部分的に狭窄している感覚は僕にもよくわかります。それが「液状のルゴールを耳管に噴射して鼓膜の裏側まで薬液が到達しても効きが不十分なこともある」というところに通じます。
また聞きたいことがあれば遠慮なく何回でも質問してください。わかる範囲で答えさせていただきます。
ロクさん、ご丁寧にご質問に答えていただいてありがとうございます。
なるほど狭窄って程ではないにしろあまり開かない状態なのですね。でもその状態で治ったと感じるということは、普段声を発したり周りから聴こえる音に特に違和感を感じないということなのでしょうか。
「嚥下時に段々と開くような音が出てきました」というのは、嚥下時に限定的に開いてるような感じで間違いなかったと思います。
薬をつけてから4,5日でそのような状態になって、「このまま段々開きっぱなしになっていくのだろうなあ」と思っていたところでまた閉じ気味になってきたので、耳管って不思議だなあと感じているところです。
おっしゃられてた「調子」によって狭窄気味になっているというのも、なるほど、そうなのかもしれません。
お話をお聴きする感じ、もしかしたら自分の場合綿棒だけでは不十分で、噴射によって奥まで届かせる必要があるのかもしれませんね。
実は二日前の3月26日に2回目のルゴール綿棒をしに行ったのですが、全く手応えが無かったというか…
1回目の時は、綿棒を抜いた時に即入り口が閉じたような音がして、軽快していた感じが10日間も続いていたのに、2回目は入り口が狭窄気味?だったせいかおそらく綿棒が中に入っていかなかったために、全く耳管に影響する感覚も音もなかったんです。むしろ耳管の入り口周囲にルゴールがついてしまった(?)せいで、入口周囲が腫れることにより狭窄気味だった耳管入口が引っ張られることで(?)、つけた初日から症状が悪化して少し開放傾向になってしまったのです。しかしそれから数日経ってまた入口は若干狭窄傾向なので、まだなんとも言えないですが、もしかしたら入口はもはや狭窄癖がつきつつあるのかもしれません。
ちなみにロクさんの場合は、ルゴールがうまく入った場合大体どのくらい効果が保っていたでしょうか。
耳管が部分的に狭窄している感覚、わかってくださる方がいてとっても心強いです。
このまま全部閉じてくれればいいのに、と、もどかしい気持ちにもなります笑。
また長文になってしまって申し訳ございません。
ロクさんの思いやりあふれるお言葉に心から感謝申し上げます。
こんばんは。
いえいえとんでもないです。
耳管が開きにくいという不具合はありますが、おっしゃるような開放症の独特な症状は出にくいですね。個人的には極めて良好です。
これが開放症を経験したことがなく、現状のような狭窄気味であれば耳鼻科通いの可能性もあるのかもしれませんがw
症状は限定的なら正常な働きになっていそうですが、元に戻るのかという不安は感じますよね。
鼻づまりがあると狭窄傾向になるみたいですね。鼻水が出ると鼻腔が腫れて鼻づまりになる原理と似ているかもしれません。あとは疲れや風邪菌などで免疫が圧されて炎症が一時的に進んだとか。
まだ2回目なのに素晴らしい推理ですね!確かにルゴールの効きが残っているうちに続けて処置をすると僕の経験上でも効果は薄いです。
僕の場合は最長で2週間ほどルゴールの効果が持続しました。しかし処置に手ごたえがなかった場合は最短で当日のやり直しや5日もたないというのもありました。2週間続いた率も高かったですが、平均すると1週間から10日くらいでしょうか。
僕は16年ほどルゴール処置を続けましたが、狭窄のクセというものはつかなかったですね。ルゴールが効けば症状は治まり、効果が切れればしっかり開放しました。人によっての開放具合とか耳管のどの部分の影響が一番強いのかにもよるのかもしれませんね。
僕はいろいろな処置を試した結果、ルゴール液の噴射が一番効果があると感じているので、一度試してみることをお勧めします。
これを始めて受けたときは感動しましたw何度もしていると薬液を効果的に受けるコツもわかってきます。
いえいえ、そのように言ってくださるべんちさんのお心遣いにも感激しております。
ロクさんこんにちは。
ご返信誠にありがとうございます。
なるほど少し閉じ気味でも「極めて好調」と感じられる程なのですね!
そうなるとたとえ僕の耳管がもし「完全」にはもとに戻らなかったとしても「許容ライン」くらいにまで治ってくれれば全然御の字ってことですよね!
おかげさまで少し希望が増えました。ありがとうございます。
ルゴールの詳しいお話大変参考になります。
「ルゴールの効きが残っているうちに続けて処置をするとロクさんの経験上でも効果は薄い」という点は、もしかしたらルゴール治療においては結構重要なのかもしれませんね。
僕の場合も一回目のルゴールから10日目でニ回目塗りに行ってしまったので。
あと、「16年ルゴール噴射し続けても狭窄のクセはつかなかった」という点もとても勉強なりました。
「基本的に癖はつかないもの」と割り切って何度も治療に専念しようと思えますので。
ところで長くても2週間で効果が切れるということは、ロクさんは16年間も月に約2回ほど耳鼻科に通い続けたということなのですかね?
それと一回の治療につき医療費もいくらぐらいかかっておられましたでしょうか?
ロクさんが感動したとおっしゃられるルゴール噴射、なんとしてでも受けてみたいです。
まずは、やってる耳鼻科もしくは頼みこんでやってもらえる耳鼻科を探すところからですが、このマイナーな病気を治すためにも根気よく探さないとですよね。
ちなみに当方、四国在住です。
あと今更ですが、僕は左の耳管が開放症です。右は全然大丈夫です。
こんばんは。
好調と感じるのも開放症との比較があるからだと思いますが、現状と比べてどっちがマシに思えるかということですかね。おっしゃるように開放でも狭窄でも「許容ライン」の範囲であればいいということですね。
僕の場合は、正常から考えて、開放より狭窄に寄ってる方が良いと感じてます。まぁ正常なのが一番ですがw
ルゴールの効きが残っていると、炎症によって腫れた部分が壁になってしっかりと薬液が入っていかないというのが原因ですね。
最低でも耳抜きで開放できるくらいまで戻っていないと厳しいと思います。ルゴール噴射の時の風圧を高めて無理やり開放させる方法も一度試したことがあるのですが、勢いが強すぎて開いたときに鼓膜にかかる衝撃が強すぎて危ないですね。
重要なのは日数より効果の持続ですね。10日目でも、あるいは3日目でもルゴールの効きが弱まったり切れたりすれば処置は必要です。
べんちさんは鼻をつまんで「フン」てせずに耳の筋力(?)だけで耳抜きできますか?これができればルゴール液を入れる時に有利になります。
たまたま15,6年目の時に、内視鏡で耳管を見てもらう機会があったのですが、とてもきれいな状態だと言ってもらえました。
調子が良ければ月2回で済みますね。治療費は1回350円でした。初回はもう少し高いかもしれませんが。
近くでやってくれるところがあればいいですね。僕の場合は近所にあったのですが、県外にいる時に処置が必要になった時がありまして、こういう症状で地元でこういう治療をしてもらってますというと、この県ではその処置をしてるところは無いと言われました。そこで、僕が手順を伝えながら処置してもらったということがありました。
経験がない先生でも、先生によってはやってくれるパターンもあるようですね。
片方でもつらいですよねぇ。
ロクさん、いつもお世話になります。
実は今日、3回目のルゴール綿棒をやりに行きました。2回目があまりにも効果の実感なかったので。
今度はしっかり入れてもらったので前より効果を感じてはいますが、軽快しているはずなのにまるで耳に水が溜まってるような感覚です。1回目より強い気がします。しかし喋る時に出ていた脈拍音等は聞こえないので閉じているとは思いますが、まだよくわかんないので経過観察ですね。ただ感覚でいうと、もうひと押し奥までルゴール届かせたい気持ちで、やっぱり綿棒では限界な気がします。
あとルゴール噴射の件、先生に伝えてみたら「この県でやってるというところは聞いたことがない」と言われました。ロクさんと同じですね。危ないので保証はできないといった感じで
残念ながら今回はやってくれませんでした。ただ「宿題にさせてください」と一応調べてはくれるみたいなので次回以降、もしかしたらやってくれるかもしれません。まあ駄目だったら他の耳鼻科はしごするしかないですが…笑
耳の筋力だけの耳抜き、今も健康な右耳はできますよ。でも問題の左は力を入れてもあまり開かない様子…?薬を入れるときに少しでも入れやすくするために、今度から気をつけてみますね。処置を受ける側のコツを教えていただいてどうもありがとうございます。
こんばんは。
水が溜まっている感覚は、耳管内に空気が取り残されているのかもしれません。耳管が閉じている為入った空気が逃げられないからだと。うまく耳抜きができれば空気を出すことも可能です。
予想なので違うかもしれませんが仮に予想通りだとして、本来耳抜きは鼻をつまんで息を鼻から吹く感じにするのですが、逆に息を吸うようにすると空気を引っ張り出せます。これを何回か繰り返したりしてみると良い感じになるんじゃないかと思います。
ただこれをやると鼓膜には負担のようなのであまりしない方が良いそうですが、したからと言って直ちにどうこうなるわけではありません。
何もしなくてもふとした時に治まると思うんですが、どうしても気になるなら試してみてください。
やっぱりやってるところは少ないんですね。僕はこれが処置としては一般的なのかと思ってました。前回の質問者さんの時も思いましたが、ルゴールジェルや綿棒での塗布など、ルゴール液の噴射よりはだいぶ負担は少なそうです。
前向きな先生ですね!
他を探すなら比較的出来て間がない耳鼻科を狙うと先生の頭も柔らかそう。そこでやってくれたら近くの耳鼻科に紹介状を書いてもらうとか?
今はルゴールが効いているので左耳は仕方ないですね。
すみません、これはルゴール噴射をするならのつもりでしたが綿棒でもできた方が良いかもしれませんね。
でもルゴール噴射はまず、耳管カテーテルという器具で空気を送り耳管の位置を確かめます。その時に耳管がしっかり開けば、噴射の時も空気を送り出すわけなのでそこまで気にしないといけないわけでもありません。あくまで補助的でできると便利という感じです。
まずは1回噴射をやってみたいですよね。
ロクさんこんばんは〜。
水の詰まった感覚は何もしなくても翌日にはまあまあなくなりました。
今後同じような感覚になった時は耳抜きではなく耳吸いも試してみたりしますね。ありがとうございます。
おっしゃるように綿棒やジェルは部分的に効かせるという意味では負担は軽いかもしれませんね。ただ、やっぱり耳管全体に良く効かせたい場合は、多少喉にかかったりするかもしれませんが噴射療法のほうが強い気がします。
さて、とりあえず今のところは次に耳鼻科へ行く2週間後くらいまでは進展はなさそうです。
ですので、また、噴射ができた等なにかしら進展がございました折には、またこちらにお邪魔させていただいてもよろしいでしょうか。
ご丁寧で何でも優しくご教授してくださるロクさんのおかげで、ただでさえ知ってる人が少ない耳管開放症の悩みをとっても詳しく何度もご相談することができました。本当に大変感謝の気持ちでいっぱいです。と、共に、ここは自分にとってかなり心強い存在・場所となりました。病を患ってショックだった精神の安定にも少なからず繋がりました。
しばらく間は空くことになりますが、時が来たらまたどうぞご教授・ご相談の程、よろしくお願い致します。
こんばんは。
そうなんです、効果は十分なんですが液体なのでのどや鼻に流れてくることも多いです。そうなると、僕の場合はルゴールの刺激感と鼻水ずるずるに1時間ほど悶えてますw
流れ出てこない時は負担も少なく鼻水も出づらく個人的には100点です。
しっかり開放していること、先生の技術、前回お話ししたコツを合わせれば高確率で100点取れます!細かいところはもう少しあるのですが。
ぜひぜひお越しください。僕としても同じ症状持ちの方とお話しできるのはうれしいです。
僕も症状が出た当時から開放症と診断をくれる先生と出会うまで何年もかかりましたので、気持ちは同じですね。
そう言ってくださるととてもうれしいです。ありがとうございます。
地味な症状ですけど精神的に結構クるんですよね。またいつでもお越しください。