はじめに
2台ある家の車には、前方だけドラレコを付けています。
昨今では、ドラレコの重要性が高まっていき、オススメ〇選などの紹介もよく目にします。
前方に付けるのは当たり前になっていますが、リア側はまだという方もそこそこいるのではないでしょうか?
というわけで、一方には前後2カメラのドラレコを付けました。
そして、余った1つをもう1台の車のリア用として活用します。
まずは観察
車はダイハツキャストです。
取り付ける前に車をよく見てみると、室内から配線を通すのが相当難しい車になっていて、ディーラーでも純正以外の取り付けは無理だと断るところもあるそうです。
なんじゃそりゃ( ゚Д゚)
原因の一つはやはり作業性の悪さでしょうか。
リアゲート全体を1枚のパネルが覆っていて、それがリベットのようなもので留まっているのでおいそれとははずせない。
もしそこを乗り越えて外そうとしても、ゲートを開けたときにそれを支えるダンパーも外し、リアゲート1面分をはずすというかなり大がかりな作業になることや、
室内とゲートとをつなぐ部分に余裕がないなど、
パッと見ただけでもやる気の失せる内容が盛りだくさんですし、ネットで見てもこの配線通しに嫌気のさしている方もいました。(^^;)
決してできないわけではないようですが、個人的にはチューブやパッキンに穴を開けるのは抵抗があるし、見た目が好みではないのでできるだけその方法は取りたくありません。
こう考えたとき、室内から線を引くのはあきらめましたww
バックカメラが欲しければおとなしく純正ナビにしておく方が、難関である配線の手間がないので無難ですかねぇ。
これだと、前後2カメラタイプのドラレコはキャストには向かないかもしれませんね(^^;)
しかし、リアゲートにもいくつもの配線が引かれているので、これから電源を取れないかと探してみました。
電源を探す
まずは、パネルが一番大きく開くところを外します。
このすき間を足掛かりに外していきます。
クリップで留まっているだけなのでこじれば簡単に取れます。
来ている電源はこんな感じです。
- ロック、アンロックのための常時電源
- ライトを制御するイルミ電源
- ワイパー、ガラスの熱線を動かすイグニッション電源
あとは、純正バックカメラでしょうか。
この中で、ワイパーの電源が調べやすかったのでこれから電源を取ることにしました。
出ている3本の線のうち、白紫がイグニッションのプラス、白黒がマイナスです。
このリアゲートではボディアースが取りにくいと思ったのでこの白黒から取りました。
線を通す
電源は決まったので、ドラレコの線を通します。
配線ガイドを使い熱線の配線が出ているところまで、ここだけがんばって何とか通します。
ここは技術というかひたすらがんばるだけです(笑)
取り出し口からガイドが見えたら、ラジオペンチなど先の細長いもので引っ張り出すといいです。
ガイドを使って配線を引き込んだら、 先にドラレコの位置を決め、どれだけ線を引っ張り出せばいいか調べます。
結束バンドで固定するところや、中を通っている部分には保護チューブを使いました。まぁなくてもいいと思いますがww
反対側はこんな感じに通しています。
根元にビニールテープを巻くといいと思います。
これが終われば作業はほぼ終わり!
は、良いすぎですが、個人的には電装品を取り付ける時の作業の割合は、この配線の引き回しがかなり大きいと思ってます。
電源を取る
ここで電源を取ります。
ワイパーのカプラーから線をたどり同じ色の線を探します。
ここではすでに出来上がりですが、エレクトロタップを使って電源を取りました。
プラスの白紫は良いのですが、マイナスの白黒は3本あります。
よく見ると、黒の太さが微妙に違います。太いの1本細いの2本です。
太い方がワイパーの線です。
僕は一応確認のために、縫い針を刺してイグニッションオンの時に通電するかをテスターで確認しました。
縫い針だと傷が小さくて済むので良いです。
エレクトロタップはなるべく端から離したところで使うのがコツだと思ってます。
そうすれば、もし外した時に絶縁処理がしやすいのと、万が一断線してしまった場合の処置がしやすいためです。
ドラレコの線はシガープラグから切り取られていたので、電源のプラス線との間に1Aのヒューズを入れました。
ここに電源ソケットを増設すれば切る必要はありません。
こういうやつです↓
これはロックタイプですので、リアゲートの中で外れてしまう心配はありません。
電源も同じくイグニッションからプラスマイナスと取ります。
白紫線→エレクトロタップ→赤線矢印→ヒューズ→青線矢印→ドラレコプラス線(緑線矢印)
白黒線→エレクトロタップ→白線矢印→ドラレコマイナス線(緑線矢印)
配線が終われば、ちゃんと作動するか確認し、良ければ外したパネルをもとに戻します。
あとは動画がうまく撮れているかをテストして作業は終了です。
リアガラスには熱線があるので、それが動画の真ん中に来ないように調整してください。
あと、熱線には両面テープが付かないようにした方が無難です。
取り外すとき断線してしまうかもしれません。
終わりに
今回使ったのは他に、
- ギボシ端子
- ギボシ端子をかしめる電工ペンチ
- ドラレコを固定する両面テープ
このくらいです。
今回紹介した道具は、普通にカーショップやホームセンターのカーコーナーにも置いていますし、ひとつひとつはそれほど高いものではありません。
車いじりが好きな人はだいたい持ってるんじゃないかと思います。
これからDIYを始めたいと思っている人は、持っていて無駄になるものではありません。
僕も持っているものばかり使いました☆
いくらか知らないですけどドラレコ付ける工賃でそろうかも(笑)
キャストのリアにドラレコ付けたいと思う人の参考になれば幸いです。
前後別々に買った方がむしろ良い車とかあるんですね(笑)
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