はじめに
掃除中で散らかしています(笑)が、ここの空間がなんかもったいなく思い収納棚を作ることにしました。
プランとしては、タンスの左右に柱を立ててそれに棚を付けるということにします。
家自体には穴など開けない方向で進めます。そのための柱ですね!
柱
素材
何はなくともまず柱になる材料を買いに行きます。
水槽が近くにあり水がかかることもあるかもと、防虫防腐処理されたものも考えましたが、ふつうのSPFにしました。
柱を立てるところの高さは3m以内なので10フィートの2×4材を3本そろえます。
よくある話ですが、買うときにはゆがみのないものを選ぶのが大事です。
こういう経験がない方は、自分にゆがみがわかるのかという不安もあるかもわかりませんが、見てみるとまぁまぁわかります。
歪みのあるものはこんな感じです。
もっとひどいのもありますし、節が死んで黒くなっているものも見た目はよくありません。
柱作りその1
玄関の天井は和室の、よくある柔らかい素材なので突っ張れば割れてしまいます。
壁いっぱいに寄せて強固な部分で突っ張りたいのですが、
途中にこういうでっぱりがあり、これをよけなければなりません。
ということで実際やったことはないですが、たまたまネットで見た大工技術のさしがねを使った光付けというものをマネてみます。
①は、さしの縦側を壁に密着させ横に線を引きます。
壁から柱になるSPFまでが15mmなので30mmのところで印をつけます。
②は、さしの横側を密着させこの角度で線を引きます。
角度が90度だったので縦側も密着しています。
壁から10mmの長さを覚えておきます。
この間は29mmと50mmです。
③も、さしの横側を密着させこの角度で線を引き印をつけます。
④は、縦側を壁に密着させ真横に線を引きます。
このように形を写していきますが、この線を掘るわけではなくこの線を使って光付け(のようなものをw)していきます。
⑤は、②で付けた線とさしを並行に合わせ、①で付けた印から50mmの線を引きます。
⑥は、さっき引いた線から直角に②で覚えておいた10mmのところに印をつけます。
⑦では、さっきの10mmのところから④で引いた線と直角になるように29mmの線を引きます。
⑧で、さっきの線から④で引いた線と結びます。
これで形を写すことができました。
反対側にも同じものを書き、それをつなぎます。
これをがんばって掘ります!
まずのこぎりで千切りのように切れ目を入れて、のみなどでほじくるとぱりぱりと大まかに取れていきます。
そしてのみで削りながら微調整していきます。
そしてできたのがこれ
まぁ印は良くても、掘る技術がなければこんなものでしょう(笑)
ぴったり密着すればかっこいいですが、そううまくはいきません、、、
これでもよくやった方としときます!
足元も形を合わせています。
玄関は雨の日には水気が心配なので、足元だけウレタンクリアを塗りました。
柱作りその2
今度は、柱を突っ張るものを作ります。
既製品では、ラブリコや、ディアウォールといったお手軽なものがありますが、今回はなるべく柱を壁に密着させたいこともあり、かぶせるタイプのものはその分の厚みが邪魔です。
ラブリコを使った棚はこちら
用意するものはこれ
- 爪付きナット
- ナット
- ワッシャー
- スプリングワッシャー
- スペーサー
すべてM8サイズです。
ねじの部分はロングタイプのものを切断して使いました。
この2本は短すぎたので却下しましたww
ダボマーカーを使って穴の位置を合わせます。
スペーサーは、この方が耐久力出るかなと思って試してみたものです。
こっちにもスペーサーが付いているのは気にしないでくださいww
柱1本につき2つです。
ちょっとすき間を広くとりすぎましたw
ナットの高さの少し広いくらいにしたらよかったです。
ねじは芯を1本通すように長めに切りました。
見えている部分が50mmだとすると少なくとも倍の100mm以上にした方がよさそうです。
そうでなくても長いほどいいと思います。
スペーサーもきちんと効いているようです。
でも不意に突っ張りが外れるのも怖いので、柱の真ん中を抑えるものを追加しました。
ビスで留めるための土台をちょうどスペースに入るようにやすりで微調整しながらはめ込みます。
しかし切り口が気になるので後でなんかしますw
柱を押さえるための木を固定します。
これで柱が外れることはまずないでしょう☆
金具がむき出しなのが気になりますが、この位置で留めるのが一番効きそうなのでここにしました。
棚を設置
棚受けは木製にしました。
DIY木材という白松材でパイン材より軽いように思います。
その代わり強度は劣るみたいですが、軽く作りたかったのでこれにしました。
仮に設置してみます。
棚板にはトリマーでちょっと細工を入れました。
使ったビットは
ARDENという台湾メーカーで、世界的にも有名どころだそうです。
よくあるセットで売られているものよりは割高ですが、そんなにビットを使い分ける予定がなければ、それなりのものを2~3個持っている方が良い作業ができるかもと思ってこれに決めました。
今回色を塗るつもりはなかったのですが、作業しているうちに塗りたくなってこの棚板には塗ることにしました。
使うのはワトコオイルのナチュラルです。
木の色がそのまま濃くなったような仕上がりになります。
木が白いので濡れた感じですね。
和風で明るめの色が多いのでこのくらいの方が馴染みそうです。
上の棚は長いので補強を入れました。
おわりに
とりあえずこれで棚は出来上がりました。
でも何となくなんかさみしいのでまだもうちょっと手を入れたいと思います。
改良版はこちら
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