はじめに
新車を触るのは緊張しますが、普通にディーラーで頼むと高いETCも、前の車で使っていたものをそのまま使えば費用を節約できます。
取付するためのブラケットは買う必要はありますが、それ自体はそんなに高いものではありません。
ではやっていきましょう。
ETCを取り付ける
ETCを取り付けるパネルは結構大きいです。
両端はクリップになっていますが、シフト回りはこのようにパネルと一体型でここが少し外れにくいです。
赤丸はクリップ、青丸は配線とそれを留めるクリップの位置です。ねじで留めているところはないのでそのまま引き抜いて取ります。
ETCを取り付ける場所の裏側はこうなっています。
用意したものは、ETC本体、ブラケット、カバーです。ETCは新車両にセットアップ済みです。
ブラケットを付属のねじ2本で留め、ETCをあてがいます。ここはカットする必要があるので大きさを測ります。方法はドリルで穴を数か所あけ、やすりやリューターなどで削っていきます。
穴はピッタリサイズにしました。本体の固定は両面テープです。
次はカバーを取り付けます。
両面テープで留めるだけです。
このパーツはカーメイトですが、純正品と同じもののようです。
配線作業をしやすくするため、周辺のパネルを外していきます。まず1枚目のシートの足のカバーを赤丸のクリップに気を付けて取り、2枚目のカバーを外します。これは上に抜けるのですが、赤丸の部分に爪があり引っかかっているので、まずこの部分を横に抜いてから外します。クリップ4つで留まっています。
アクセル横のカバーはクリップ2つで留まっているだけなので普通に外せます。
配線はヒューズから電源を取り、アースは純正アースと共締めにしました。
ETC本体に付けるカプラーは、この青いパーツの裏から通し、純正の配線と一緒にマジックテープで巻いておきました。
配線はまとめてアクセル横のカバーの中に入れておきます。
アンテナ線は、運転席側のピラーの中に通していきます。手前側にはエアバッグが入っているのでなるべく触らないように気を付けます。
このような配線通しがあれば便利です。
運転席からのアングル。
ヘッドレストUSB&ソケットを取り付ける
前の車に使っていたものです。後部座席にもあれば便利なソケットです。これ自体はソケットで電源を取りますが、切断して平型端子で配線します。
これはもう廃版のようですが、違うモデルが出ています。
ACC電源をヒューズから取り、運転席下まで持ってきます。配線はコルゲートチューブで保護しておきます。
赤丸の部分から線を出します。青丸はアースポイントです。
本体から出ている線はこの部分に通します。
シートの端はひっかけてあるだけなのでそこをめくります。
上に見える根元部分は、コルゲートチューブで保護しています。
この黄色の線は、シートヒーターの線でしょうか。同じところを通します。ここまで通せば先に配線している電源と接続し完了です。
これでポータブル電源やポータブル冷蔵庫の充電源としても使えます。
おわりに
最近の車は電子制御だらけなので触れるところは少ないですが、電気系のパーツはヒューズから取れば純正の配線を傷つけずに安全に作業できます。
今回はアースの共締め部分が狭かったので、そこが苦戦ポイントでした。